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2011年2月12日土曜日

《I-2415》 秘書の失恋日記 / ジェシカ・ハート


私はサマー。大手デパートの重役秘書。
   別れた恋人と、よりを戻したいのだけれど……。


今日は新しい上司に初めて会う日――。私は入念に身支度を整え、八時半からオフィスに来ていた。新しい上司はフィン・ギブソン。大手デパートの経営者の弟なのに、会社には興味を示さず、テレビ番組でアフリカやアマゾンの奥地へ冒険旅行をし、すぐれたサバイバル術を披露して人気の男性……。そんな一族のはみ出し者が、もうすぐここにやってくる。でもフィンはゆくゆくは大株主となる役員会のメンバーだから、私は最高幹部の下で働くことになる。これは大きなチャンスなのよ。そして、ついに彼が現れた! 笑みを浮かべてこっちを見ている。「もしかして君が僕の個人秘書かな?」私は彼がそこにいるだけで圧倒され、息をするのさえ忘れていた。

【R-2565】 モスクワの夜は熱く / ジェニー・ルーカス


しがない秘書の転職先は、ロシア貴族の花嫁だった。

グレースは泥のついた自分の服を見下ろし、ため息をついた。出会い頭に車から泥水をはねかけられたばかりか、思わず持っていた箱を落としてぺしゃんこにしてしまった。中身は高級ランジェリー――ボスから言い付かった、彼の恋人へのプレゼントだ。どうしよう? 私の給料では、弁償なんてとうてい無理なのに。そのとき車のドアが開き、中から優雅な身のこなしの紳士が現れた。「僕が代金を支払うから、心配いらない」グレースは男性をひと目見るなり、呆然とした。マクシム・ロストフ!私のボスの仇敵が、なぜこんなところにいるの?

【R-2403】 偽りのハッピーエンド / ジェニー・ルーカス

   彼の復讐は私を囚われの身にすること。
       ピンで刺されて標本にされた蝶のように。



アンナは実業家ニコスの完璧な秘書だった。二人は抜群のチームワークで事業を拡大していったが、それも、一夜の過ちからアンナが妊娠するまでのことだった。ニコスは彼女から秘書の仕事を取りあげ、屋敷に幽閉したばかりか、自分は新しい秘書と公然と情事を楽しみはじめた。たまりかねたアンナはついに屋敷を飛び出し、故郷ロシアへ飛んだ。心の支えは生まれたばかりの息子の存在だ。だが、復讐に燃えるニコスが母子をほうっておくはずもなかった。「息子を返してもらおうか」前触れもなく現れたニコスは言った。その残忍な顔を見て、アンナは恐怖におののいた。

【I-2125】 愛がよみがえる島 / レイ・モーガン



残された一枚の写真。彼女が……僕の恋人?


マルコ! シェイナは言葉を失った。夢のような日々を過ごしたのに、突然別れを告げ去っていった恋人。彼は卑劣にも偽名を名乗っていた。そのマルコが、島に再び現れたのだ。シェイナは息を詰め、謝罪の言葉を待った。いったいどんな言い訳をするつもりだろう。けれど、目の前のマルコはひどくよそよそしい。そればかりか、彼は驚いた顔をして言った。「謝るって、なにを?」シェイナは耳を疑った。「君が誰だか、僕にはわからないんだ。なに一つ思い出せない」



失った2週間の記憶を取り戻したいという最大の目的が、自分ではなく仕事のことだとわかった時の、シェイナの空虚な気持ちがよく伝わってきます。「二人の間には確かに何かがあったはず・・」というマルコの情熱は、2人がそれぞれに隠していることがあるために、シェイナは素直に打ちあけることができない。

《I-2415》 秘書の失恋日記 (コミックス)


今日は新しい上司フィン・ギブソンに初めて会う日。
生真面目なサマーは緊張して早朝からオフィスに来ていたが、フィンは遅刻してきたうえに重役とは思えない寝起きのような姿で現れた! 
実は、このイギリスで彼を知らない者はいない。大手デパート経営者の弟でありながら会社に興味を示さず、TVの冒険番組で砂漠やジャングルへ出かけていく人気タレントなのだ。
いくらハンサムだからって軽薄すぎるわ。私の理想とは正反対ね。最初、サマーはそう思って
いたのだが?



                           ジェシカ・ハート × 佐柄 きょうこ