四年間、絶望の淵にいた私にとって、
あなたとの思い出だけが生きる力だった。
代々の宝石商のヒーロー・スタヴロスは、これまたギリシアの大富豪さん。
上空を飛行禁止にするほど厳重な警備のもとで開かれた自身の婚約パーティに、「会わせてほしい」と現れた女性を見ていやな顔をした。「お金目当ての女か・・・」
だが、それは4年前に南米の国で、内戦のさなかに結婚したヒロイン・テサだった。
彼女はオーストラリアからの旅行中に、罪もないのに南米で投獄されしまった。
エメラルドの発掘調査にその地にいたスタヴロスは、折しも内戦が勃発しそうな緊張の中、国外に脱出させるために偽装結婚を計画した。治法判事の立会いで正式に妻としたが、空港に着く前に砲撃に遭いお互いに命を落としたと思っていた。
何年もたってやっとオーストラリアに帰国できるようになり、空港での雑誌でスタヴロスの婚約を知り驚いた。
『生きていた・・・・・。命を助けてくれたお礼と、ずっとお守りにしていた指輪を返さなきゃ・・・・』
・・・・・・・・・・・・ここまでは特に騒ぎ立てるほどのプロローグでもなく、「ふんふん」と読み進められる。
内戦の後、妻テサの死亡通知書を受け取っていたスタヴロスは、『妻も婚約者もいる』という、奇妙な立場に立たされていた。生きていたのなら、今日まで何をしていたのだ?婚約パーティの夜に現れるとは、何が目的なのだ???
・・・・・・・・・・出た~~~~!お金目当ての女が、金額を吊り上げようと うまいタイミングを計ってきたと、そう思い込んだ。まぁ、確かにそういうタイミングだわねぇ。
「スタヴロスの母がなくなって後、父はオカネ目当ての女に何度もだまされた」っていうけど、5回もだまされるのは どうよ???
それにしても、いつまでも「金目当て」と繰り返すスタヴロス。金目当ての女に振り回されたのはアンタじゃなく父なんでしょ?傷ついたのもお父さんでしょ?
大人気ないというのか、もう少し、考えることが出来ないのかね~~~
結局のところ、寛大なのはテサのほうでスタヴロスは駄々っ子だったのか。

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